世の中には、目標達成や夢の実現のために知識を得ようと、一生懸命勉強している人が大勢います。
しかし、勉強して得た知識や内容を実践する人は、ほとんどいません。
いわゆる「ノウハウコレクター」と呼ばれる人たちです。
「起業するために、必要な知識を勉強しています」
「アメリカに留学するために、英語を勉強しています」
しかし、本当に起業する、留学する、などの行動に移す人は、数パーセントくらいだと言われています。
目次
行動しない人がほとんど
以前、セミナーの開催者が、セミナーの満足度とその後の行動について調査を実施しました。
「セミナーの内容に満足」
「役に立つセミナーだった」
と回答した人の中で、実際にどれくらいの割合の人が行動に移したのか、データをとったそうです。
セミナーの内容に関係無く、実際に
セミナーで学んだ内容を実践したひとは、全体のたったの20%だったそうです。
行動を起こした人の割合はたったの約20%。
なんと80%もの人は、セミナーの内容に満足しても、何も行動しないという結果です。
せっかく、学んだのに、せっかく、知識を得たのに、「行動を起こす」人が
こんなにも少ないというのは、驚きでした。
世の中の多くの人は、
「勉強するけど、実践しない!」。
では、何事も、
「すぐに行動し始める」
少数派の人には、どのような特徴があるのでしょう?
行動する人と行動しない人の違い
多くの人は、何も行動しないのに、彼らは、どうしてすぐに行動に移せるのでしょうか?
ポイントは、「価値観」の違いです。行動する人と行動しない人の価値観は、以下のポイントにおいて大きく異なります。
結果重視の人、過程重視の人
行動しない人は、結果を恐れて、一歩を踏み出せなかったり、利益が少ないなどの理由をつけて行動を始めません。
もちろん、行動を起こす人も、結果を追求しますが、その途中の過程、結果にたどり着くまでのプロセスの段階を楽しみながら行動します。
なので、目標達成したら、また、次の結果を求めて、すぐに行動し始めることができるのです。
たとえば、旅行を企画するとします。
旅行を企画している段階からワクワクして楽しんでいる人、目的地に何とかたどり着けたことに満足を感じる人の違いです。
準備ばかりの人、対応する人
行動しない人は、
「困ったことが起きても大丈夫なように、いろんなことを準備しておかなければならない」
と準備が万全になるまで実行を起こしません。
すぐに行動を始めるの人は、
「何か困ったことが起きても、その都度対応していけば良い」と考えているので、すぐに行動を起こすことができるのです。
部分的に考える人、全体的に考える人
行動しない人は、「面倒くさいこと」「しんどいこと」など、ネガティヴな部分ばかり見て行動をためらってしまいます。
行動する人は、面倒くさいことやしんどいというネガティヴな一部分よりも、全体的に見て、人生にとってその行動が必要かどうかと考え、行動に移します。
知識ばかり追い求める人、経験重視の人
行動しない人は、行動する前にまず「知識」を修得しようとします。
知識を得たとしても、また新しい知識を追い求めるため、いつまでたっても行動を起こしません。
行動を始める人は、知識よりも、まず、動き始めます。
そして、経験しながら、必要な知識を修得していきます。
行動することによって、本当に必要な知識が何なのかがわかるのです。
リスクから逃げる人、リスクをコントロールする人
行動しない人は、リスクを避けることばかり考えます。「リスクを取らない」=「行動しない」なのです。
行動する人は、行動にはリスクが付き物であると考えています。
リスクを犯さないのではなく、リスクの大きさを計算し、コントロールします。
リスクが、最小限になる方法を考えて、そのリスクが許容出来れば行動に移すといった感じです。
いかがでしたでしょうか?
目標を達成し、夢を実現するためには、「行動する人」になる必要があります。そのためには、上で説明したように、価値観を変えることが、必要な場合があります。
価値観を変えるのは、簡単なことではないかもしれません。
しかし、夢を実現したいと願うなら、目標を達成したいと思うなら、行動を起こすしかないのです。
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