「部下が育たない・・・」
「部下が思うように働いてくれない・・・」
「もっとしっかりした部下がいれば業績を上げることができるのに・・・」
このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
会社や組織の中での立場が上がるにつれて、ほとんどの人が部下との人間関係で悩むようになります。
しかし、人間一人の力なんてたかが知れています。やはり、大きな目標を達成したり、重要なプロジェクトを成功させるためには部下の力が欠かせません。
では、どのようにすれば部下が育ち、部下の力を最大限引き出すことができるのでしょうか?
部下の提案を尊重する
部下を育成して力を最大限引き出すために必要なことは、
「部下の言葉に耳を傾けて意見を聴く」
ということです。
あなたは、目標を達成するために一生懸命仕事に取り組んでいます。しかし、部下が育たないと悩んでいる、その原因は、
部下の提案や知恵に耳を傾けていない
ことかもしれません。
部下の提案や知恵に耳を傾けないということが、部下のモチベーション下げて、部下の成長を妨げてしまっているということはよくあることです。
想像してみてください。
一生懸命考えて、勇気を振り絞って上司に提案したのに、全然相手にもされなかったら、あなたのモチベーションは上がりますか?
却下されてばかりだと、自信も無くなり、言っても無駄だと考えるようになり提案することを止めてしまうでしょう。
逆に、あなたの意見に上司が真剣に耳を傾けてくれたなら、あなたはやりがいを感じるのではないでしょうか?
自身が持てるようになってモチベーションアップにつながるのではないでしょうか?
うれしくなって、さらに良い提案をするために進んで努力するのではないでしょうか?
そして、幅広い視野持ち、で深く考えることができるようになり成長出来るのです。
部下こそが師匠
上司であるあなたは、部下よりも知識が豊富で、経験も積んでいることでしょう。そのため、部下の提案や知恵が的を射た物でないと感じたり、忙しくて部下の意見を聴いている暇はないと感じることも少なくないでしょう。
もちろん、部下の意見や提案をすべて聞き入れなければいけないということではありません。
大切なことは、上司であるあなたが部下の意見に対して、
「真剣に耳を傾ける」
姿勢を持つということです。
例えば、部下の提案が的を射ていなかったとします。そのような場合でも、
「君の考えはよくわかった。よく提案してくれたね。でも、今回はこういう点に問題があってこのまま採用することはできない。しかし、貴重な意見ありがとう。これからも気づいたことがあったらどんどん言ってね。」
と言えば、部下は自分の意見が100%取り上げられなくてもモチベーションが下がることはないでしょう。自分の提案のどこに問題があったのかを反省し、さらに良い提案をしようという気持ちにもなるでしょう。
ただ、少しくらい部下の意見が頼りないと思っても、
「君がそう考えたなら一度その方法でやってみよう!」
と、積極的に取り上げて、支えてあげたほうが部下のモチベーションアップや成長につながり、良い結果が得られることも多いものです。
- 部下こそが師匠
- 部下の意見は師匠の意見
くらいの気持ちを持って部下の意見に耳を傾けることが、部下の力を最大限引き出し、部下の育成のためにも必要なことなのです。
部下の意見に耳を傾け、提案を受け入れることは大きな不安かもしれませんが勇気を持って部下の提案に耳を傾けてみてはいかがでしょう。
きっと、部下の育成につながり、部下との良好な人間関係を気づくことができるでしょう。